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語学においてネイティブからしか学べないこと4つ

「外国語はネイティブから学んだ方がいい」と多くの人たちが、そう思っていると思います。
 
しかし、ネイティブから「しか」学べないこととは、何でしょうか?
 
ネイティブから「も」学べることは、たくさんあります。今回は、ネイティブから「しか」学べないことについて考えてみたいと思います。

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■ネイティブからしか学べないこと4つ

ネイティブからしか学べないこと、1つ目はこちら。

(1)「自分の日本語がネイティブにとって自然かどうか(どういう印象を持つか)」の判断をしてもらう

ということです。

そしてそれは、
・発音面
・表現・内容面(それをスクリプトとして文字起こしたときに文法の観点や言い回しの自然さ等)
に分けられます。

(2)外国語を話せる!という自信を与えてくれる
 
自分が「その外国語を使えると実感」を持つためには、ネイティブに使ってみてコミュニケーションをとる中で経験を積む、ということを通じてしかありまえん。いくらテストでいい点をとっても、いくら映画が字幕なしで理解できても、いくらその外国語をうまく習得した同じ母国語話者から教わっても、同じ母国語話者同士で外国語を使って会話を沢山しても、いくら文章を書いても、いくら音読しても、それでは「その外国語が使える」という確信に至ることはありません。

フィードバックといっても、「あなたの日本語はうまい!」「◯◯の発音がよくない」とかあなたの発した外国語に直接フィードバックを受けることだけではなく、実際にネイティブと会話や仕事をして、あなたの外国語が相手に通じていて、あなたも相手のことが理解できていれば、それもネイティブからのフィードバックと言えるでしょう。こうして、ネイティブの反応を通してあなたが外国語を使えるという確信を強めるのです。そしてまた、そこでの失敗があなたが学習すべきものであり、しかも強い動機を持ち得るものです。

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(3)本当の会話の機会を与えてくれる

トートロジーになりますが、ネイティブとの会話はネイティブにしかできません。
会話は次のようなステップで進みます。
  1. 自分(学習者)が発話
  2. ネイティブがそれを聴いて理解
  3. ネイティブがその理解を基に自分の発話
  4. 自分(学習者)がそれを聴いて理解
  5. 自分(学習者)がその理解を基に自分の発話

これらのステップの繰り返しが会話の本質です。

ここで、学習の立場からすると2つの他では代替できない試練(トレーニング)があります。

まず、「2」でネイティブは学習者の発話を発音面と表現・内容面で評価していると言えます。それゆえ、ここでは瞬時に状況で必要な内容の外国語を作文し発話する必要があります。ここで、スムーズに「3」に移れば合格です。

2つ目は、そして、「3」「4」では、学習者は聴解力を試されます。そして、聴解問題は普通の勉強としてのリスニングとは異なります。この聴解の内容は、教科書的な架空の内容のものではなく、自分に対して状況の中で語りかけられる内容なので、発話だけでなく状況の中で総合的に理解をすることができます。これは自分のレベルより少し高いレベルの理解である、インプット理解に繋がります。

ネイティブの会話は、このような学習における機能と捉えることもできますが、実際は語学の目的そのものであるでしょう。異なる文化的背景を持つ相手と様々な話をすることは外国語を使った会話の意義です。目的を達成しつつトレーニングができるとは最高ですね。

(4)モチベーションを与えてくれる
ということ。多くの外国語学習者は、「外国語を使える」ようになることを目標としているはずです。そして、使えるとは、外国語を使って様々な言語行為、すなわち疑問、依頼、命令、約束、警告、忠告、報告、祝福、感謝、共感、反対などをするということです。そしてそれはネイティブに対して行うことを想定しているでしょう。実際にネイティブに使ってみて何か問題が発生した場合に、ピンポイントで学習が必要になるのです。普段、学校やオンラインでひたすら知識として勉強しているだけでは、学習するきっかけが生じず、モチベーションが続きません。


■ノンネイティブから学べること

逆に言えば、それ以外のことは、テキストからやノンネイティブの人からでも、十分に学ぶことができると、私は思っています。むしろ、発音や文法の論理的説明や日本人が効率的に外国語を学ぶ学習方法については、外国語を大人になってから身につけ仕事などで使いこなしている同じ母語話者から母国語で学んだほうが効率的でしょう。

以上、語学において、ネイティブにしかできないことは、
  1. 「学習者の外国語がネイティブにとって自然かどうか(どういう印象を持つか)」の判断
  2. 学習者に「外国語を話せる!という自信を与えてくれる
  3. 本当の会話の機会を与えてくれる
  4. 学習継続のモチベーションを与えてくれる
の4つです。
 
かなり語学的な観点に振り切って考察してみましたが、ここまで考えると学習者としてはネイティブとの会話をする上で何に気をつけるべきか理解できるのではないでしょうか。是非、ネイティブとのコミュニケーションの機会があればこれらを意識して語学を成功させましょう。